8/29(土)
今日は献血に行った。本当は映画にも行くつもりだったのだけれども、時間を読み違えてしまっていたので、献血のためだけに自転車を漕いだ人間になってしまった。
針を刺されるのは少しだけ痛いけれども、それ以外は特に辛いことはなかった。血を抜かれているときに少しくすぐったいかなと思ったくらいだった。次に献血ができるのは数ヶ月後。元気だったらまたやろうかなと思う。ちょっとの血で誰かの助けになるなら安いもんだと思う。今の、ちょっとヒーローっぽいかもしれない。血を流して誰かを守る、なんてヒーローには現代の日本ではなかなかなれないけれど、自らの血をもってして苦しむ誰かを支える手の一つになれる。それも現代におけるヒーローのあり方なのかもしれない。
ここから下は結構ネガティブなので、そういうのが嫌な人はここで読み終えた方がいいと思う。
ヒーローになりたい、とか、いい人になりたい、善きことをしようと思って行動するのは、贖罪の気持ちも込められているのかもしれないなと思う。
今もろくでなしであることは変わらないけれど、昔の自分はもっとろくでなしだった。人を平気で傷つけて、自分勝手に行動して、色々な人を裏切ってきた。そのことを思い出して、眠れなくなってしまうこともある。きっとどこかでそれが全部自分に返ってくるのだろうと、怯えてしまうのだ。
だから、善きことをするのかもしれない。積み上げた善きことの壁が、いつか襲いくる愚行の津波の被害を抑えてくれるかもしれない。そんな馬鹿げた希望を持って、贖罪のつもりで善きことをしているのかもしれない。
いや、チヤホヤされたいだけかもしれない。本当にいい人は「いいことをした」なんてわざわざ人には言わないのかもしれない。おれは言いたくて、褒められたくて仕方ない。自己顕示欲の塊だ。
やっぱりろくでなしだなと思う。いい人だとか、信頼できるとか評価されることもあるけれど、ろくでなしなりにうまいこと綺麗に見せる方法を知っているだけ。
まあ、人間なんてみんなろくでなしで、各々が各々のうまく見せる方法でもって動いているのかもしれない。
いつになくネガティブな日記になってしまった。このあたりにしよう。